ArCS 北極域研究推進プロジェクト

若手研究者海外派遣

ArCS若手研究者海外派遣事業平成28年度募集について

平成28年度の募集は終了いたしました

採択者一覧

期間 氏名 所属機関 派遣先 研究計画(和英) 報告書
平成28年度
第1回
阿部 義之 北海道大学 ドイツ アルフレート・ヴェーゲナー研究所
Alfred Wegener Institute (AWI)
太平洋側北極海と大西洋側北極海における動物プランクトンの比較生態学
Comparative study on Arctic zooplankton ecology between Atlantic and Pacific sectors
 
喜岡 新 東京大学 ロシア モスクワ大学
Moscow State University
西シベリア平原に発達する凍土丘の空間分布・サイズと永久凍土層の温度場の関係性
Spatial distribution and size of frost mounds examined through thermal state of permafrost in the West Siberian basin
 
鈴木 健太 北海道大学 アメリカ オハイオ州立大学
The Ohio State University
氷期の激しい気候変動と北半球氷床崩壊の関係の研究
Study of the relationship of abrupt climate change during the glacial and the Northern Hemisphere ice sheet collapse
 
田原 成美 大阪府立大学 アメリカ アラスカ大学フェアバンクス校
IARC, University of Alaska Fairbanks
北方林火災からの回復に伴う植物生理特性の変化
Successional change in photosynthetic capacities after wildfires across the North American boreal forest
期間 氏名 所属機関 派遣先 研究計画(和英) 報告書
平成28年度
第2回
星 一平 新潟大学 カナダ トロント大学
University of Toronto
地球温暖化における成層圏突然昇温の変調
Understanding of Stratospheric Sudden Warming modulation under global warming
   
高橋 美野梨 北海道大学 デンマーク オールボー大学
AAU-CIRCLA, Aalborg University Centre for Innovation and Research in Culture and Living in the Arctic
デンマーク国家北極政策史研究
A Study of the History of Danish Realm Arctic Policy
   
森井 悠太 北海道大学 オランダ フローニンゲン大学
University of Groningen
貝は空を飛ぶか?:渡り鳥による貝類の遠距離移動分散仮説の検証
Can snails fly in the sky?: Testing hypothesis of long distance dispersal of snails by migrant birds
   
神保 美渚 北海道大学 ロシア ロシア科学アカデミーシベリア支部北方圏生物問題研究所
IBPC, Institute for Biological Problems of Chryolithozone
糞DNA分析法を用いたロシア北東地域におけるホッキョクグマの食性研究
A study on the food habit of polar bear in the north-eastern Russia by using fecal DNA analysis.
   
期間 氏名 所属機関 派遣先 研究計画(和英) 報告書
平成28年度
第3回
西澤 啓太 横浜国立大学 カナダ ケベック・ア・リムースキ大学
Université du Québec à Rimouski
北極域の温暖化が草食動物の行動変化を通じて直接的―間接的に植物群集にもたらす変化とそのメカニズム
The direct and indirect effects of Global warming on the assembly of plant community in arctic via changes in the herbivory behaviors
   
中野渡 拓也 国立極地研究所 ノルウェー ベルゲン大学
University of Bergen
海氷・海洋結合データ同化システム(TOPAZ4)を用いた夏季の東シベリア海における海氷予測可能性に関する研究―初期値、及び大気の予測精度のインパクト
A study of medium range predictability of summertime sea ice in the Arctic Ocean based on TOPAZ4 data assimilation system―Impact of sea ice initial conditions and the atmospheric prediction skill
   
大嶋 亮造 株式会社商船三井 ノルウェー、フィンランド Tschudi Shipping、Arctia Ltd.、アールト大学(Aalto University) 北極海航路商業利用に関する関心と展望に関する研究
Study on current interest and perspectives of commercial use of the Northern sea Route
   

1. 事業趣旨

本事業は、ArCSプロジェクト※の目的に鑑み、北極の諸問題に関する国際的な議論の場で活躍できる若手研究者の育成と、それを通じた国際連携の推進を目的として行うものです。我が国の優れた若手研究者を、北極に関する研究を行う海外の研究機関等へ派遣し、自らの専門性を深め、視野を広げるための研究または技術や知識の修得を行う活動を支援します。

※北極域研究推進プロジェクト(ArCS)は、文部科学省の補助事業として、国立極地研究所、海洋研究開発機構及び北海道大学の3機関が中心となって、2015年9月から2020年3月までの約4年半にわたって実施する、我が国の北極域研究のナショナルフラッグシッププロジェクトです。幅広い観点から北極域の変化が全球に与える影響について包括的・総合的に捉え、変化の原因やメカニズムを明らかにし、精緻な将来予測を行い、社会・経済的インパクトを明らかにし、これらの科学に基づく情報及び課題解決のための手法や選択肢を適切に内外のステークホルダーに伝えることを目的として実施する取り組みです。

2. 対象分野と対象となる取組みの例

(1)対象分野

北極に関する研究分野(自然科学系、人文社会科学系、工学・農学・医学等の実学系など)

(2)対象となる取組みの例

・2週間から1ヶ月程度の渡航により、ASSW等の北極研究に関する国際会議や北極研究に関するサマーコース等への参加と、渡航先の北極研究に関する研究機関等を訪問して議論や情報交換を行うなどの異なる研究活動を組み合わせた取組み。

・1-3ヶ月程度の渡航により、北極のフィールドを訪れデータやサンプル等を取得すると共に、共同研究者のラボ等を訪問し分析や議論を行うなどの取組み。

・数か月から1年間の渡航により、これまでとは異なるフィールドにおいて研究活動を行うことを目的として、新たな研究者グループと国際共同研究体制を立ち上げ、北極域の異なる地域での比較研究を行うなどの取組み。

3. 派遣支援対象者と採用予定数

(1)支援対象者:申請時および派遣支援期間中に、以下の身分および国籍の条件を満たす方を対象とします。

①身分
我が国の大学、学術研究機関や、企業等に所属する研究者のうち、原則として40歳未満の学位取得者もしくは同等の能力を有する者、または我が国の大学等に所属する修士課程以上の学生

②国籍
日本国籍を持つ者、または日本に永住を許可されている外国人

なお、ArCSの実施担当者であっても申請は可能ですが、ArCSにおける研究内容と派遣支援期間中の研究計画は、明確に区別されている必要があります。

(2)採用予定数:数名程度

4. 派遣支援による渡航期間

派遣支援による渡航期間は2週間から1年程度とします。
平成28年7月初旬以降から平成29年3月末日までに渡航を開始する方を対象とします。
第2回募集では平成28年11月中旬以降から平成29年3月末日までに渡航を開始する方を対象とします。
第3回募集では平成29年1月中旬以降渡航を開始し、平成29年3月末日までに渡航を終了する方を対象とします。従って、渡航期間は最長2ヶ月程度に限ります。

5. 派遣先機関等

北極に関する研究を行う海外の大学や研究機関。申請者が応募に際してこれらの中から希望する派遣先機関を特定し、申請してください。
なお、国際会議やサマーコース等への参加のみを目的とした申請は認められません。

6. 受入研究者

派遣先機関に所属し、責任を持って派遣対象者を受け入れる研究者とします。申請者が応募に際して受入研究者を特定し、申請時に受入研究者の略歴、業績概要等について提出するものとします(様式自由)。
なお、申請にあたっては、申請者本人より、研究計画も含めた受入れについて、受入研究者の内諾を取得しておいてください。

7. 申請手続き

(1)次の①〜⑥の書類各1部を提出して下さい。なお、特定の雇用経費に基づく雇用者の場合は、専従義務を確認の上、ご応募下さい。

申請書(Word)
②学位取得証明書または大学院在籍証明書(学位を有する方または大学院に在籍する方のみ)
受入内諾書(Word)(派遣先機関の受入研究者の内諾が必要です)
④受入研究者の略歴、業績概要等(様式自由)
研究計画のロードマップ(Word)
予算計画書(Excel)

(2)申請期間

第1回:平成28年4月8日(金)~平成28年5月16日(月)
第2回:平成28年8月1日(月)~平成28年9月12日(月)
第3回:平成28年10月31日(月)~平成28年11月21日(月)

(3)申請方法

申請書類一式を、簡易書留等配送が確認できる方法で下記の提出先まで郵送して下さい。また、申請書類一式をpdfファイル(押印不要)化し、下記の提出先E-mailアドレスまでメール添付の上送付して下さい。なお、郵送、E-mailともに申請期間内必着とします。

〒001-0021 札幌市北区北21条西11丁目
北海道大学北極域研究センター ArCS若手研究者派遣支援事業担当
E-mail:arc_capabil@arc.hokudai.ac.jp

8. 審査及び決定

提出された申請書の審査は、若手研究者派遣メニューのもとに設置される人材育成ワーキンググループが行い、当該審査結果を踏まえ、北海道大学が派遣支援対象者を決定します。
審査結果は、第1回募集は平成28年6月上旬、第2回募集は10月初旬、第3回は12月中旬を目途に、申請書記載の本人連絡先に書面にて通知します。

9. 審査基準

審査は以下の基準に基づき行われますので、申請書作成の参考にしてください。

(1)必須事項(応募基準への適合)
  • 申請者もしくは申請者の上長・指導教員がArCSの実施担当者または研究協力者である場合、派遣支援期間中の研究計画が、申請時におけるArCSの研究内容(プロジェクト終了までの計画を含む)と明確に区別されているか
  • 対象分野、身分、国籍、渡航期間等の条件を満たしているか
(2)評点審査

①研究計画の論理性、科学的意義・社会的意義

  • 研究の目的、計画はArCSの事業目的に沿ったものであり、論理的にわかりやすく書かれているか
  • 研究計画は科学的、社会的に意義のあるものか

②研究計画の実現可能性および研究計画と派遣内容(派遣先機関、滞在期間など)との整合性

  • 研究計画は具体的に書かれているか
  • 研究計画を実行するために派遣内容は適切か

③事前準備・コンタクトの状況・コミュニケーション力

  • 研究経験に見合った準備力を有しているか
  • 現地で研究を進めるためのコミュニケーション能力は充分か(英検準一級、TOEFL-iBT 81点以上、またはTOEIC 740点以上を加点対象とします)

④これまでの業績

  • 研究を実施する実績、能力があるか
  • 研究経験に見合った実績を挙げているか

⑤総合評点

  • 申請書全体を通してやる気や熱意をくみ取った総合的な評点

10. 派遣までの流れ

採択された後、受入先への派遣までの流れは以下の通りです。派遣支援対象者は、北海道大学ArCS若手研究者派遣支援事業担当からの連絡にしたがい、必要な手続きを進めてください。

(1)研究計画の改善

派遣支援対象者には、審査員からのコメントを踏まえて、研究計画の改善を検討していただきます。改善した研究計画は、審査員からのコメントへの回答を添えて、速やかにArCS若手研究者派遣支援事業担当までご提出いただきます。

(2)オリエンテーション

全ての派遣支援対象者に、テレビ会議や直接の面談により、本事業の狙いや審査員からの研究計画に対するコメント、ロジ(事務手続きの流れなど含む)に関する情報を提供するオリエンテーションを行います。

(3)派遣支援に係る事務手続き

派遣支援対象者に、派遣支援の手引きと共に、銀行口座登録などの様式が送付されます。手引きにしたがい、事務手続きを進めてください。

11. 支給経費

北海道大学の諸規程に基づき、下記費用を北海道大学が支給します。

(1)往復交通費  申請者の所属機関から派遣先機関までの間の往復交通費(実費相当)
(2)滞在費    ​北海道大学旅費規程に定める規定額を支給
(3)査証取得費​
(4)雑費     国際会議やサマーコース等の参加費や、スペースチャージ等

※本支援事業経費では、ポスドク研究員等の派遣支援期間中の給与は補填しません。

12. 海外旅行傷害保険

派遣支援期間中は、北海道大学が用意する海外旅行傷害保険に加入していただきます。下記項目を含む基本的な保険料は北海道大学が負担します。

①障害・疾病死亡
②傷害後遺障害
③賠償責任
④治療・救援者費用

13. 個人情報の取り扱い等

申請書類に含まれる個人情報については、厳重に管理し、北海道大学及びArCSの業務遂行のみに利用します。提出された申請書は、審査終了後に事務局にて処分します。
なお、派遣支援が決定した場合は、氏名、所属機関、研究計画及び帰国後に提出していただく報告書が公表されます。

14. 派遣支援対象者の義務

(1)派遣支援期間中

派遣支援対象者は、申請書に記載した研究計画に基づき、研究に専念する義務があります。また、1ヶ月以上にわたって渡航する派遣支援対象者は、当該期間中、テレビ会議等により、人材育成ワーキンググループの担当者に、毎月研究計画の進捗状況を報告していただきます。

(2)派遣期間終了後

①報告書提出義務
派遣支援対象者は、派遣支援期間終了後2週間以内に、後日北海道大学が指定する所定の報告書を北海道大学およびArCS事務局に提出していただきます。

②成果発表義務
派遣支援対象者は、派遣支援期間終了後に、派遣による研究の成果をArCSが開催する成果報告会等において発表していただきます。なお、発表内容や形式について、派遣支援対象者に企画していただくことも検討しておりますので、併せてご承知おきください。

③調査協力義務
派遣支援対象者は、派遣支援期間終了後に、北海道大学及びArCSが実施する北極域研究及び人材育成に関する調査に協力していただきます。

15. 派遣支援対象者の遵守事項

派遣支援対象者は、派遣支援期間中及び派遣支援期間終了後、次に掲げる事項を遵守しなければなりません。

①派遣支援対象者の義務を遂行すること
②派遣期間中、本事業による支給経費と重複する他の資金援助を受けないこと
③研究活動における不正行為を行わないこと
④不正受給を行わないこと
⑤研究費の不正使用を行わないこと
⑥その他、公序良俗に反する行為を行わないこと

上記の遵守事項に違反、又は次に掲げる事項のいずれかに該当すると北海道大学が判断した場合には、さかのぼって本事業の採用の取り消し、経費の支給停止又は支給済の経費の返還請求を行うことがあります。なお、派遣支援決定後、遵守事項に関する誓約書を提出していただきます。

①病気等のために研究を継続できないことが明らかな場合
②研究の進捗状況に著しい問題があり、所期の目標を達成することが不可能又は著しく困難と判断される場合
③申請書類の記載事項に重大な虚偽が発見された場合
④申請・派遣支援資格を有していないことが明らかになった場合
⑤過去に、研究活動における不正行為、研究費の不正使用、公序良俗に反する行為を行ったことが明らかになった場合
⑥無断で一時帰国や派遣期間短縮等、計画の変更を行った場合
⑦その他、別に定める本事業の手引に記載されている条件に違反し、北海道大学の指示に従わなかった場合

16. 問い合わせ先

〒001-0021 札幌市北区北21条西11丁目
北海道大学北極域研究センター ArCS若手研究者派遣支援事業担当
E-mail:arc_capabil@arc.hokudai.ac.jp